よくある質問と回答

目止め

  • 目止めって何ですか?

    使用開始前に、土鍋内の空孔にデンプン質のものを染み込ませることで、水漏れやニオイ・汚れ移りを予防する処理のことです。
  • 目止めの仕方がわかりません。

    デンプン質のもの(片栗粉がオススメ)を溶かした水を煮沸させた後、常温まで冷ますだけです。 目止めは、冷めていく過程で行われるので、必ず常温まで冷ますようにしてください。
  • 目止めをしないとどうなるのですか?

    土鍋から液体が染み出て来たり、ニオイや汚れが付着しやすかったり、ご使用上の不都合が発生しやすくなります。
  • 面倒ですね。目止めをしなくて良い土鍋は作れないのですか?

    土鍋内に空孔があるからこそ、加熱時の土の熱膨張に土鍋が耐えられるようになっています。ごく一部、目止めの不要な土鍋の開発も行われていますが、火にかけられる陶器を生み出すためには空孔が必要なので、その点をご理解いただき目止めしていただければ幸いです。
  • 目止めは最初にやるだけで良いのですか?

    基本的には最初に一度行えば大丈夫です。ただ、ご使用の中でニオイ・汚れ移りしやすくなってきたなと感じる場合は、何らかの要因で目止め効果が薄れてきているので、改めて目止めしていただくと効果が戻ります。
  • 目止めはどの辺まで必要ですか?

    リムの内側ギリギリから5mmぐらい下までを目安としていただくと、土鍋の上部まで効果が得られます。これより上まで水を入れると、目止め中に吹きこぼれる懸念が増してしまいます。
  • リムは目止めしなくて良いですか?

    リム部も目止めした方が、汚れ移りしにくくなります。煮沸中に、お玉などで液体を救い上げ、そっとリムにかけてあげれば、リムに対しても一定の目止め効果が得られます。
  • どのぐらいの分量で目止めすれば良いですか?

    お水1Lに対して、大さじ1杯の片栗粉がオススメです。前述の水量に対して、1.2Lサイズなら大さじ1杯、1.5Lサイズなら大さじ1.5杯、2.0Lサイズなら大さじ2杯が目安です。お水1Lに対して、大さじ1杯の片栗粉がオススメです。
  • フタは目止めしなくて良いですか?

    フタも目止めした方が、ニオイ・汚れ移りを軽減できます。火傷に注意が必要ですが、目止め中の鍋に裏返したフタを乗せて一緒に目止めすることもできます。ただし、1.2Lは深さが足りないので、別のお鍋で目止め液を煮出し、そこへ沈める方法の方が良いです。
  • 耐熱ボウルは、どうやって目止めしたら良いですか?

    目止め液を入れたお鍋に沈めるだけで、他は土鍋と同様の手順で目止め可能です。この際、使用する鍋は、土鍋であれば一石二鳥ですが、必ずしも土鍋である必要はありません。(アルミ鍋など、手軽に使えるもので結構です)
  • 耐熱ボウルは、直火で目止めした方が良いですか?

    直火で行う必要はありません。五徳に網などを乗せて、直接火にかけて目止めすることもできますが、危ない上に非効率なので推奨しません。前述のお鍋に沈める方法を推奨いたします。

お手入れ

  • どこまで乾燥させたら良いですか?

    土鍋を板や布の上などに置き、30分放置して取り除いた時、土鍋を置いていた場所が湿っていなければ大丈夫です。湿るような場合は乾燥不十分ですので、乾燥の仕方を変えてみてください。
  • 火にかけて乾燥させても良いのですか?

    推奨はできませんが、条件付きで可能です。弱~中火程度でゆっくりと加熱することと、火傷や火災に充分配慮して行うようにしてください。
  • カビが発生しました。どうしたら良いですか?

    お酢やレモン汁などの酸性液を使うと殺菌・洗浄できます。土鍋に水を八分目程度まで入れて、お酢やレモン汁(水1Lに対して大さじ2~3杯程度)を入れて煮沸させます。
  • ニオイが取れません。どうしたら良いですか?

    お茶の消臭効果を利用すると良いです。土鍋に水を八分目程度まで入れ、緑茶やほうじ茶などの茶葉を入れて煮立たせます。
  • クレンザーや漂白剤を使って洗っても良いですか?

    使用しないでください。土鍋には吸水性があるので、これらの成分も吸収してしまう可能性があります。そうすると、次の使用時にこれらの成分が溶け出してくる懸念がありますので、これらに限らず口に入れられない溶剤を使用するのはおやめください。
  • 使っていたら、黒い液体が染み出てきました。大丈夫ですか?

    土鍋の吸水性により染み込んだ醤油成分の可能性があります。人体に害を与えるものではないので問題はありませんが、気になるようでしたら、一度水を煮沸させて醤油成分を抽出し、改めて目止めすることでこの現象を抑制することが可能ですが、吸水性を持つ土鍋ならではの現象で、完全に無くすことは難しいです。
  • 食洗機は使用しても良いですか?

    使用可能です。ただし、すすぎが不十分ですと洗剤成分が土鍋内に残る懸念がありますので、洗浄完了後に再度すすぎ洗いすることを推奨致します。
  • 余ったお料理を入れて、そのまま冷蔵庫に入れても良いですか?

    可能ですが、ニオイが移ったりやスープ成分を吸収したりと、不都合が生じることもあります。土鍋の吸水性をよく理解した上でのご使用をお願い致します。
  • 何を使って洗って良いですか?使ってはいけない道具はありますか?

    食器用の中性洗剤とやわらかいスポンジを推奨致します。繊維タイプのタワシも使用可能です。ただし、金属タワシは土鍋を傷付けますので使用しないでください。
  • 表面にヒビのようなものが出てきました。そのまま使っても大丈夫ですか?

    土鍋の表面(釉薬部)に入っている無数のヒビは貫入と呼ばれるもので、実は最初から入っているもので問題ありません。土鍋内部の空孔と同様、釉薬が加熱時の熱膨張に耐えられるように入っているものです。素地までヒビが入っているもの(叩くと鈍い音がします)は破損なので、ご使用に支障をきたすレベル(水漏れなど)であれば交換することを推奨致します。

破損

  • 土鍋が割れてしまいました。そのまま使えますか?

    ご使用に支障をきたすレベル(水漏れなど)であったり、フチから内側に向かってヒビが入ってきたりした場合は交換を推奨致します。端が欠けた程度であれば問題なく使用できます。かなえ・だえん土鍋はパーツ購入も可能ですので、必要なパーツのみを買い足すことも出来ます。

形状

  • だえん形状なのに、コンロにきちんと乗りますか?

    一般的なコンロの五徳に乗せられるよう鍋底部を設計してありますので、問題なくご使用可能です。ただし、土鍋とコンロの中心がズレると不安定になるので、できるだけ中心を合わせてお使いください。
  • 使用しているカセットコンロは五徳が広く、バランスが悪いのですが。

    五徳の広いカセットコンロでご使用する場合は、市販の五徳アタッチメント(ミニ五徳)を利用することで対応することも可能です。
  • だえん形状なので、均等に加熱できないのではないでしょうか?

    均等に加熱できるよう、少なくとも土鍋の側面(下部の局面部)で火炎を受けられる設計してあります。また、土鍋の熱伝導の特性から、火炎の熱を一旦土鍋で受けて蓄熱してから鍋内の食材に熱を伝えますので、加熱のバラつきはほとんどありません。
  • お米は炊けますか?

    1.5Lサイズでは3合、2.0Lサイズでは4合分のお米を炊けます。かなえ・だえん土鍋は薄手に設計されているので、中火で炊くのがコツです。ただし、1.2Lサイズは浅くて熱対流が均等になりにくいので炊飯には不向きです。
  • だえん形状の良さは何ですか?

    縦長・横長と向きを変えることで、小さなテーブル・狭い収納スペースでも、工夫次第でバランス良く置くことができるのが魅力です。
  • 逆に、悪さは何ですか?

    同等サイズの円形土鍋に比べると、容積が割り引かれるのがデメリットです。大人数で使う場合は円形の方が使いやすいことがあります。
  • 何故だえんの土鍋を他に見かけないのですか?

    大量生産できる製法を適用できないのでそもそも生産数が限られるのと、円形に比べて焼成時の歪みなどが出やすく製造難易度が高いという、製造上の理由に依るものです。
  • 庫内に入るか分かりません。

    だえん土鍋は、幅34cm/奥行23.5cmです。ただし斜め45°にすると、幅28cm/奥行28cmの正方形と同等サイズと見なせます。これより大きな庫内であればご使用可能です。(高さはアイテムにより異なるので、アイテムリストよりご確認ください。